春に釣れるマダイをサクラ鯛と呼びます。そのわけは産卵をひかえ体力をつけるためにエサを飽食し、
体がサクラ色に染まるからという説と、サクラの開花に合わせて釣れ始めるから、という説があります。
今年もその季節がやってきました。春はマダイが最も美しく輝く時期、乗っ込みのシーズンなのです。
乗っ込みとは、乗り込みという言葉が転化したものだといわれており、長くてつらい越冬生活を終えたマダイが、
産卵に適した浅場を求めて一斉に乗り込んで来るわけです。
ただ、乗っ込みの群れがいつやってくるのか、水温や潮、気象条件に左右されやすいので、
それを予測するのはベテラン漁師でさえも難しいのですが、うまく乗っ込みの群れに当たったら、
笑いが止まらないほどの大漁に恵まれるのも事実です。また、大ダイと呼ばれる70cm以上の大型がよく釣れるもの乗っ込みの季節の特長です。
ですから今年もあなた自身の記録更新を狙って、ぜひ出かけてみて下さい。
マダイは、タイ科の魚の王様です。姿形の美しさに加え、40年近くも生きる長寿で知られ、最大は1m20cmぐらいになるといわれています。
日本では古来からめでたい魚と考えられており、慶祝事や祭りなどに欠かせない魚として君臨してきました。
ですから「エビで鯛を釣る」とか「腐っても鯛」などの諺が残されています。こうして古来から日本全国で親しまれてきた魚ですが、
地方名は意外に少なく、幼魚や若魚をチャリコ、カスゴ、成魚をアカダイとか大ダイ、本ダイと呼ぶ程度です。
マダイの語源は、967年に施工された「延喜式」に登場する平魚(タヒ)だといわれており、平たい魚という意味なのだそうです。
ただ、このタヒにあやかって、タイ科ではない魚に○○ダイなどという呼び名が増えたため、鯛という字の前に真という字をつけ加えたのだろうと考えられているそうです。
また、同じタイ科にもマダイとそっくりなチダイがいます。チダイは血鯛と書くようにエラブタの後端が血塗られたように赤く縁取りされているのが特長です。
また、尻尾の後端が黒く縁取られていたらマダイで、チダイは体色と同じ色をしています。
乗っ込みの季節のマダイは、エサを求めてよく泳層を変えるので、釣るタナが難しいといわれますが、こんなときに有効なのが日本海で盛んなフカセ釣りです。
フカセ釣りのなかでも、ほとんどオモリをつけず、軽〜い仕掛けを潮に乗せて送り込みながら釣る方法を
完全フカセと呼んでいますが、最近では、潮に合わせてオモリの大小を選び、ハリを4、5本つけた胴突き仕掛けでフカセ釣りをする釣り人が増えてきました。
フカセ釣りの利点は、水面直下から底まで、広くタナが探れることに加えて、仕掛けが軽いために食い込みがよいという特長があります。
ですから気難しい春の乗っ込みのマダイを攻略するには最適の釣法なのです。
竿は3.3〜3.6mでオモリ負荷50号程度の船竿を用意します。仕掛けを200m近くも流して狙うことがあるので、6号の道糸が300m程度巻ける電動リールが必要です。
道糸はPEラインでもいいのですが、仕掛けの沈み具合などを考えるとナイロンかフロロカーボンがお勧めです。どちらも太さは6号で十分です。
潮の速さに合わせてオモリを選び仕掛けを流し始めたら、それと同調させるようにエサを上撒きします。
こうしてどんどん仕掛けを沈めていきながらマダイの泳層を探ります。仕掛けを流し込んでいる途中で、急にリールの回転が速くなったら、それがアタリです。
どこで食ったのか、リールのカウンターをすぐにのぞいて、その数値を覚えておき、次回からそのタナを集中して攻めるとアタリが連発することがあります。
もし、途中でアタリが無くオモリが底へ着いても、そのままどんどん仕掛けを送り込んでいきます。春は仕掛けが底にはった状態のときによくアタリことがあるからです。
仕掛けをはわせたときエサ取りの猛攻に合うようなら、捨て糸を3.4ヒロ取って攻めてみるのもひとつの方法です。
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マダイのムニエル
マダイを三枚に下ろし、腹骨を取ってから適当な大きさに切り、塩、コショウをしてしばらく寝かせておきます。
焼く直前に小麦粉をまぶし、余分な粉をはたいてから、よく熱したフライパンにバターとサラダ油をいれ、表面に焦げ色が付くまで両面を焼き上げます。
あとは器に盛った後、レモンを絞っていただきます。レモンの酸味とバターの相性がよく、酸っぱさが一層食をそそります。 -
マダイのあら炊き
マダイのあらは、さっと湯通しして臭みを飛ばしておきます。鍋にお酒とミリンを入れ沸騰させます。
ここにマダイのあらとゴボウを加え、やや強火にして再び沸騰させてから醤油と砂糖を加え味を調えます。
あとはスライスしたショウガを入れ、煮汁をかけながらテリが出るまで煮込んだら出来上がりです。 -
- 真鯛の春のカルパッチョ♪
- 簡単!真鯛と7品目野菜の白ワイン蒸し
- ※こちらのレシピはCOOKPAD(http://cookpad.com)に掲載されております。
クリックすると別ウインドウが開きますのでご注意ください。
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マダイはビギナーでも十分チャンスがある魚と福栄丸の矢島船長。一般的には釣ることが難しいとされるマダイですが、マダイ釣りの歴史が深い福栄丸に乗ればビギナーでも釣れる魚に大変身します。ビギナーの方には、福栄丸によって数々の選りすぐられた仕掛けや、レンタルといえどもマダイ釣りに最適な竿・リールセットを用意していますので安心してご利用ください。またマダイ以外にも外道も多彩で嬉しい良型のアジや大型サバなどお土産もしっかり確保できるのも魅力です。船は2隻ありますので大人数の乗合や貸切にも対応できます。
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通年、葉山沖を中心にマダイを狙って出船!船長からのアドバイスにより釣れた人は数知れず!
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鴨下丸はお客様第一!エサや氷はもちろん、竿やリールのレンタルや魚を持ち帰るクーラー等を全て用意!手ぶらで釣行して釣りを楽しみ、帰りには新鮮な魚をどっさり持って帰れます♪船にはお客様にたくさん釣っていただくよう最新鋭の魚探やGPSを装備。皆様を爆釣スポットへ案内してくれます。また各船長は上級救命講習を修了し、海上での安全に努めておりますので、安心して釣りをお楽しみいただけます。お客様に快適に海上でのひと時をお楽しみいただけるよう徹底した気配りが自慢の釣り船、それが鴨下丸です!
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お腹のでっぷりした乗っこみマダイが釣れてます。食味も最高の時期です!
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まごうの丸は茅ヶ崎港から出船します。6隻ある船を駆使して、エサ釣りからルアー釣り、シロギスからマグロまで相模湾で釣れる四季折々の魚釣りご案内します。「沖釣りが気軽に楽しめる」雰囲気を、各船長が元気いっぱいに演出してくれますよ☆レンタル品や仕掛け販売も受付時に完備していますので、道具をお持ちでない方も気軽にご利用いただけます。また女性やお子様の料金設定もあり、ご家族連れにも好評です。まごうの丸で茅ヶ崎の海を目一杯楽しんでくださいね!
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五目と数釣りがお楽しみいただけます。マダイの他、アジやサバなど多彩なゲストも食ってきます。
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あさなぎ丸は遊漁船基地として盛んな金沢八景の乙舳から出船しています。周年狙えるマダイをメインに、夏場はイサキ、秋から春にかけてはスミイカを乗合で出船しています。優しい船長さんがしっかりサポートしてくれますので、初心者やご家族連れの方にもオススメの釣り船。また4〜9月には、乗船場所となる桟橋には釣った魚を焼いて食べれるバーベキュー場プランが大人気。釣りとセットで楽しめるバーベキュープランは人気が高く、行楽シーズンになると完売必至になるので、お早めのご予約が必須です☆
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出船前に船長直伝のマダイ釣りのタナ取りや取りこみ方などを聞いておきましょう。
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長五郎丸は飯岡港から出船します。飯岡沖には好釣り場が点在しているため、釣り場までの移動時間が短くてすみ、また船は大型船で設備も充実しているので初心者にもオススメの釣り船。スタッフの方をはじめ、舵を握る鈴木船長も皆様の釣りを親切にサポートしてくれますよ♪帰港後には、広い船宿でゆっくりとくつろげ、元々は料理人を目指していたという鈴木船長が振る舞う食事が楽しめす。食事の内容は釣った魚や旬の地魚などで、なかでもラーメンは、自ら出汁をとる拘りで、普通のラーメン屋より美味しいと上々の評判。釣りと食事までも満喫できる長五郎丸をぜひご利用ください!
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飯岡沖の水深は30m前後と浅いので、アタリがとりやすいです。入門者の方にもオススメです。
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とみ丸は、勝浦川津港から出船する「一つテンヤ」専門の釣り船です。釣り場となる川津沖は冬場でも水温が高いため、一年を通じて楽しめます。ひとつテンヤとは、竿とスピニングリールのライトタックルとテンヤひとつだけでマダイを狙うシンプルな釣法です。シンプルな仕掛けだけに手軽で簡単に楽しめるだけでなく、スリリングで誰もがハマってしまう釣法ですよ☆助手が乗船して釣り方のレクチャーやサポートも万全の体制なので、一つテンヤが初めての方もお気軽にご利用ください!
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勝浦の海を知り尽くした船長とスタッフが、ひとつテンヤ釣りをバッチリサポートしてくれます。
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