少しずつ寒さもやわらいでくるこの時期、従来より少し早くシーズンを迎えたヤリイカ釣りが最盛期を迎えています。
細長いひし形のヒレも合わせて槍の穂先のように見えることからその名がついたと言われているヤリイカは、 オスが大きくメスが小さいこと、また腕が全体的に短いのが特徴で、体の色は赤胴色です。
一般的には秋から早春までが釣期で、特にこの時期は産卵を控えまるまると太ったおいしいヤリイカが各地で釣れています。
産卵後は一気に痩せ細ってしまうので、美味しいヤリイカを狙うなら釣果が安定している今がチャンスです☆

胴長は一般的には20〜45cmくらいですが、地域によっては50cmオーバーも釣れているようですよ！
ヤリイカの群れは動きが早く、のんびりしていると群れをのがしてしまいがちですし、他の人とのオマツリの原因にもなるので 船長の合図に合わせて投入に遅れないようすることがポイントです。
また、ヤリイカは、スルメイカなどの他のイカに比べると少し神経質で、タナに入ったツノを大きく躍らすと群れが散るとも 言われているので、その点に注意して、最盛期を迎えたヤリイカ釣りにチャレンジして下さい！

ヤリイカの泳層は海底から10mの間ですが、ヤリイカの群れの20〜30m上層にはサバの群れがついていることが多く、 釣りの際にサバに悩まされることもあります。その場合は、仕掛けを下ろすときに可能な限り抵抗をあたえないようにすると、 途中のサバの攻撃をかわしやすいですよ。
仕掛けが着底したら、糸フケを取り、竿先を目の高さから竿いっぱいまでゆっくりとしゃくります。
海底から10〜15m上までを探ったら、仕掛けを底まで下げ、同じ動作を繰り返します。
ヤリイカの乗りは、ソフトな重さで竿先に表れますので、竿先にフワっとした感触があればそれがアタリです。
乗りを確認したら、ゆっくりとリールを巻いて取り込みましょう。

実際に釣れたヤリイカを持ち帰る際には、水をよく吐かせてからビニール袋に入れましょう。 氷の入った海水に直接入れると、体が白濁し身が固くしまり、本来の美味しさが失われてしまいますが、 クーラー内の氷水に体が直接触れないようにするとおいしさが保たれますよ☆